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検査の説明

腹部の検査

主に肝臓・胆のう・膵臓・脾臓・腎臓・脈管を観察し、形態の異常や腫瘤の有無などを調べます。
良く見かける所見は『脂肪肝』『胆石』『肝のう胞』『腎のう胞』『腹部大動脈瘤』などで、がん発見の第一歩になる場合もあるため、定期的に検査を受けられることをおすすめします。

腹部エコー検査

ベットに仰向けになり、腹部を出した状態で検査をします。お腹に超音波の通りをよくするゼリーを塗って超音波を発生する機器を当て臓器を観察します。通常は10分から15分程度で終わりますが、観察のしやすさは個人差があるため時間がかかる場合もあります。

この検査をオススメする方 この検査をオススメする方

  • 肝機能検査で異常値が出たことがある
  • 太り気味
  • 中性脂肪が高い
  • コレステロールが高い
  • がんの既往がある

検査の注意点 検査の注意点 等

  • 食事の後では消化管内に空気が発生しやすいため検査は絶食時に行います。
  • 重なり合った臓器の奥に超音波が届きにくいため膵臓はよく見えない部分もあります。

内臓脂肪CT検査

CTによる検査でヘソ周りを撮影し内臓脂肪*と皮下脂肪の面積を計測します。結果は内臓脂肪と皮下脂肪が色分けされて出力するので、一目で分かるようになっています。内臓脂肪が100㎠を超えると内臓脂肪型肥満になり、生活習慣の改善が必要です。

この検査をオススメする方 この検査をオススメする方

  • 最近、体重が増えてきた
  • 体重は標準だけどお腹がでてきた
  • 血圧やコレステロール、血糖が高値
  • 脂肪肝がある
  • メタボリックシンドロームが気になる
  • 肥満がある
内臓脂肪とは*

体脂肪を大きく分類すると皮下脂肪と内臓脂肪に分けられます。皮下脂肪は身体中の皮膚の下にある脂肪組織で、内臓脂肪は消化管の周辺に蓄積されます。内臓脂肪が蓄積すると、糖尿病、脂質異常症、冠動脈疾患、脂肪肝など様々な疾患を引き起こすため、メタボリックシンドロームとしても注目されています。一般的には女性は皮下脂肪が増えやすく、男性は35歳から内臓脂肪が急に増えやすい傾向にありますが、女性も閉経後は女性ホルモンが減少するため内臓脂肪型肥満になりやすいことが分かっています。内臓脂肪は一見、痩せているような方の『かくれ肥満』を見つけるのも有効ですので、一度調べて健康管理・生活習慣病の予防にお役立てください。

脂肪細胞から分泌される主な生理活性物質
メタボリックシンドロームになりやすい状態